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2007-07-07 Sat 23:10
◆昨夜観た舞台の興奮がまだ冷めていないようで、ふと気が付くと「お気に召すまま」のことを考えています。帰りの電車でも、今日出かけた時も、もう一度本を読み直したり… 3年前に買ったパンフレットを見直してみたり… …くううっ、ナリさんもオグリンも、幼くて可愛いなあっ!(T^T #そういうことじゃない つらつらと考えたことを、思いつくまま書き散らしてみます。 ※ここから下は、「お気に召すまま」の舞台と原作のネタバレです。未見の方は、読まれませんように。※ ※※※ 注意! ※※※ ※※※ 以下、「お気に召すまま」ネタバレです ※※※ ※※※ 注意! ※※※ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ◆第一幕の見どころの一つは、ロザリンドとシーリアの百合百合っぷりだと思う。 愛してる愛してるって、何回言えば気が済むのか。 トイレはいつも一緒、とか最早そういうレベルじゃない。 しかも二人とも本当は男なので、それを見てグヘグヘ笑ってる自分が相当変態に思えてくる。 ◆わたしの大好きなシーンは、やっぱり、ロザリンドとオーランドーが恋に落ちるところね! 3年前にも書いたけど、オーランドーがレスリングで勝った後、自分のネックレスをあげる場面。 オフホワイトのシンプルなドレスに、白いレースの手袋。 自分の首からネックレスを外し、オーランドーの隣にかがみこんでその手を取り、そっと載せる。右手を優しく添えて… そこでようやく、ロザリンドの顔を正視するオーランドー。 そして、彼の心臓がキューピットの矢に射抜かれる瞬間を、我々は目撃するのだ! 自分の心に何が起きたのか分からないまま、目はロザリンドに釘付け。1ミリも動けない。口は半開きのまま凍りついて、言葉も出ず… 彼女が去りかけて、ようやく、お礼の一つも言えなかった自分を、うめくように嘆く。 なのに、どうしてもオーランドーが気になってロザリンドが戻ってきたら、また木偶の坊に戻ってしまい… 本当に去って行った後の、「…ああ、哀れなオーランドー!倒されたのはお前だ」と自嘲する、このソウルフルなシャウトが!泣き出しそうな瞳が! 心の底から絞りだすようでね、いいんだなーこれが! 一輪の白百合のようにあくまで美しいロザリンドと、レスラーを投げ倒しておきながら、突然の恋に訳が分からなくなってガチガチになってるオーランドー。 もう、ゴング鳴った瞬間にアッパー喰らってKO、というかね。いやぁ、ちょっとこれは力の差がありすぎて勝負になりませんでしたね。っていう。 オーランドーの単純バカ(これ、小栗君が言ってたんだからね)っぷりがよく分かる。愛い奴め。 ◆そこを行くと、ロザリンドって相当したたか。本人無意識なうちに、オーランドーより二、三枚上行ってる。 女に嫌われるタイプじゃないの?と思うけど、そうじゃない。可愛すぎる。 公爵邸にいた時は、猫又クラスの猫をかぶってたよね。ずいぶん我慢しておしとやかな令嬢を演じていたんだろうなぁ、と思うと、その苦労に涙が出るよ… つД`) #聖ミカエルの三人組とはいいお友達になれそう 大体、父親は実の弟に嵌められて公爵の身分を取り上げられ追放、しかも自分まで追放される、なんて悲惨な境遇に会ってるんだよ。 なのに、ちょっとばかり泣いたと思ったら、従姉妹の持ちかけた家出計画を聞いた途端に「私は男の格好をするわ!」だの「宮廷から道化を盗み出して、一緒に連れて行こう!」だの超ノリノリ。言った通り、男装してからの方が、断然活き活きしてる。 計画を持ち出された時も、泣きながら 「ああ、きっと危険だわ、私たちみたいな若い娘がそんな遠くまで旅をするなんて。美しさは黄金よりも泥棒の気を惹くんだから」 っておい。どさくさに紛れてサラッと言ってくれるじゃん? なんかもう、どういう育てられ方をしたのか分からないほど現代っ子だよね。 立ち直り早すぎ。勇気ありすぎ。一目惚れしたら即・家族計画立ててるし、結婚した後はオーランドーをグイグイ引っ張る肝っ玉母さんになりそう。 ていうか絶対なってる。オリヴァー(長兄)もオーランドーも尻に敷かれまくってる。断言する。 ◆あ、そういえばオーランドーって、逆玉? ロザリンドの父=公爵、オーランドーの父=公爵の廷臣 だもんね。 ちなみに、オーランドーの父は「サー・ローランド・ド・ボイス」という人だそうですが、「サー」は貴族ではなく「騎士」という身分で、一代限りなのだそうです。 ということは、オーランドーって、思い切り平民…? 平社員が社長の娘と結婚、みたいなものか? やるじゃん。ヒューヒュー ◆そういえば2、この話には「母親」が全然出てこないのね。 ロザリンドの母も、オーランドーの母も、誰の母親もその影すら出てこないじゃないの。エヴァじゃあるまいし。何か意味があるんだろうか。 登場する女性キャラは4人(美女2:醜女2)、男児が2人、それ以外はほとんどおっさんじゃん! よく考えたら、むっさい芝居だよなぁ。 出世争いに敗れたおっさんたちが新橋あたりの飲み屋で管巻いてる、みたいな? やだなー、アーデンの森の白い木漏れ日が、焼き鳥屋の煙に思えてきたよ。 ◆オーランドーと律儀な老僕・アダムのやり取りは、涙モノ。 アダムは結婚していないみたいだから、きっとオーランドーが生まれた時から自分の子どものように可愛がってきたんだろうね。 二人で屋敷を出て行くと決めた時、オーランドーがアダムの忠心に感動しながらも、「だがな、かわいそうな爺や、お前は朽ち果てた木の手入れをしてるんだよ、この木にはもう花も咲かない。」って言うでしょ。 可愛い息子がせっかく立派な若者になったのに、この歳で人生諦めてるなんて、アダムも辛いよね。号泣しながら首を振るのが、もう(´;ω;`) ◆これも3年前から言ってますけど、男装したロザリンドが倒れるシーン、大好きなんだってば!! 腰からおしり、太ももにかけてのラインがすっごく色っぽいのよ。たまんないってー! 疲れ切ってて立てないけど頑張って立ち上がらなくちゃ、って、内股でヨロヨロ生まれたての小鹿状態になってるのも、あざといけど可愛いの。ロザリンド、恐ろしい子…! ◆うーん、こんなに書いたのに、まだ第二幕第四場とは。休憩時間まで、30分近くありそう? 気力があれば、また続きを書きます。ではさようなら、おやすみなさい。 ※台詞は、シェイクスピア著・松岡和子訳「お気に召すまま」より引用しました p.s.前回のレポに拍手を下さった皆さん、どうもありがとう。 どうやら、拍手をもらうと気力が出るらしいですよ?( *´ノд`)コッソリ |
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